訃報連絡の内容やタイミングについて解説

公開日:2025/12/24 最終更新日:2026/01/15
訃報

訃報は突然訪れ、悲しみの中で誰にどのように連絡すべきか悩むことが多いものです。訃報連絡には、相手やタイミング、伝える内容に守るべきマナーがあります。間違った伝え方をすると、相手に誤解や負担を与えてしまうこともあります。本記事では、訃報連絡の基本的なルールや適切な方法をわかりやすく解説します。

訃報連絡は誰に・いつ・何を伝えるべきか

身内が亡くなると、深い悲しみの中でも訃報連絡をしなければなりません。しかし「誰に連絡すればいいのか」「何を伝えれば失礼にならないのか」と戸惑う方は多いでしょう。ここでは、訃報連絡の基本を、順を追ってわかりやすく解説します。

誰に連絡するのか

まず連絡すべき相手は、故人と関わりの深かった人たちです。基本的な優先順位は、親族、親しい友人や知人、勤務先や仕事関係者、近所や地域の方々の順になります。配偶者や子、兄弟姉妹などの親族には、できるだけ早く連絡します。その後、生前に親しくしていた友人や知人、会社の上司や同僚へと伝えていきます。順番に迷ったときは「故人が生前お世話になった度合い」を基準に考えるとよいでしょう。

いつ連絡すればよいのか

訃報連絡のタイミングは、相手によって異なります。親族やとくに親しい人には、亡くなった事実が確認でき次第、早めに伝えるのが一般的です。一方、勤務先や仕事関係者、近所の方には、葬儀の日程や形式がある程度決まってから連絡することが多いです。ただし、遠方に住んでいる人には移動時間を考え、早めに知らせる配慮も大切です。

何を伝えるべきか

訃報連絡では、内容を簡潔にまとめることが重要です。伝えるべき基本情報は、故人の名前、亡くなった日時、喪主の名前と連絡先です。葬儀の日程や場所が決まっている場合は、それもあわせて伝えます。死因については、必ず伝える必要はありません。「病気のため」「事故のため」など、簡単な表現にとどめても問題ありません

失礼にならない訃報連絡の方法

訃報連絡は、相手との関係性や状況に合わせて、連絡手段を選ぶことが大切です。ここでは、電話・メール・手紙・SNSそれぞれのマナーと注意点を解説します。

電話での訃報連絡

電話は、もっとも確実で気持ちが伝わりやすい方法です。親族や親しい友人には、できるだけ電話で伝えるのが望ましいでしょう。最初に自分の名前を名乗り、突然の連絡であることを詫びてから、亡くなった事実を簡潔に伝えます。動揺していても、ゆっくり落ち着いて話すことが大切です。早朝や深夜は避け、長電話にならないよう注意しましょう。

メールでの訃報連絡

メールは、遠方の方や複数人に連絡する際に便利な手段です。件名には「訃報」と入れ、内容がすぐ分かるようにします。本文では時候の挨拶は省き、故人の名前、亡くなった日、葬儀の予定などを簡潔に書きます。「ご返信は不要です」と一言添えると、相手の負担を減らせます。目上の方に送る場合は、失礼に感じられない表現を心掛けましょう。

手紙での訃報連絡

手紙は、より丁寧さが求められる相手に適した方法です。目上の方や改まったお付き合いのある方には、手紙での連絡が安心です。書き出しは「拝啓」、結びは「敬具」とし、内容はメールと同様に必要事項をまとめます。手書きにすることで、より誠意が伝わる場合もあります。

SNSでの訃報連絡

SNSでの訃報連絡は、基本的には控えたほうがよい方法です。不特定多数が目にする投稿は、思わぬ誤解を招くことがあります。やむを得ず使う場合は、公開範囲を限定し、個別のメッセージで静かに伝えるようにしましょう。簡潔で配慮ある言葉選びが重要です。

相手別・場面別にすぐに使える訃報連絡の文例集

訃報連絡は相手との関係性によって、言葉の選び方や伝え方を変えることが大切です。ここでは、相手別・場面別にそのまま使える訃報連絡の文例をご紹介します。

親族への訃報連絡

親族には、できるだけ早く電話で伝えるのが基本です。

電話の場合

「〇〇(自分の名前)です。突然のご連絡で失礼いたします。
〇〇(故人の名前)が、〇月〇日に永眠いたしました。
生前は大変お世話になり、ありがとうございました。
葬儀の日程につきましては、決まり次第改めてご連絡いたします。」

※通夜・葬儀が決まっている場合は続けて伝えます。

メールの場合

遠方の親族や一斉連絡が必要な場合は、メールで伝えましょう。

件名:
【訃報】〇〇〇〇儀(続柄)

本文:

突然のご連絡で大変恐縮ですが
〇〇(故人の名前)が〇年〇月〇日に永眠いたしました
ここに生前のご厚情に深く感謝申し上げますとともに
謹んでご通知申し上げます

葬儀につきましては下記の通り執り行います

日時:〇年〇月〇日 〇時より
場所:〇〇斎場
喪主:〇〇(氏名)
連絡先:〇〇

なおご香典等は辞退申し上げます
ご返信はどうかお気遣いなさらないでください

友人・知人への訃報連絡

関係性に応じて、やや柔らかい表現でも構いません。

親しい友人への電話

「突然の連絡でごめんね。
実は〇〇(故人の名前)が〇月〇日に亡くなりました。
まだ落ち着かない状況なので、葬儀の日程が決まったら改めて連絡します。」

知人へのメール

件名:
〇〇(故人の名前)逝去のお知らせ

本文:

突然のご連絡で大変恐縮ですが
〇〇(故人の名前)が〇月〇日に永眠いたしました
生前のご厚情に深く感謝申し上げます

葬儀は下記の通り執り行います

日時:〇年〇月〇日 〇時より
場所:〇〇斎場
喪主:〇〇

ご多忙のところ恐れ入りますが
ご参列賜りましたら幸いです

会社関係者への訃報連絡

会社規定に従い、上司や総務を通して連絡し、忌引きを取得しましょう。

上司へのメール

件名:
親族逝去による忌引き休暇のお願い

本文:

お疲れさまです。〇〇です。
突然のご連絡で恐縮ですが
〇月〇日に〇〇(続柄)が永眠いたしました

葬儀参列のため
〇月〇日から〇月〇日まで忌引き休暇を頂きたく存じます
葬儀の詳細につきましては、改めてご連絡いたします
何卒よろしくお願いいたします

取引先・社外関係者への連絡

「私事で恐縮ですが
〇月〇日に〇〇(続柄)が永眠いたしました
葬儀のため一時的にご連絡が遅れる場合がございます
何卒ご理解のほどお願い申し上げます」

近隣住民への訃報連絡

電話や直接伝える場合は、簡潔で丁寧な言葉遣いが大切です。

「突然で申し訳ありません。
実は〇〇(故人の名前)が〇月〇日に亡くなりました。
葬儀は〇日に〇〇斎場で行う予定です。
ご近所へのご挨拶が遅れましたこと、お詫び申し上げます。」

学校・園・習いごと関係者への連絡

学校への連絡は、まず自分の名前と続柄をはっきり伝えることが大切です。また、習いごとやクラブ関係者へは、休む旨を丁寧に伝え、落ち着いたら再度連絡する意思を伝えましょう。

学校への電話

「〇〇(自分の名前)と申します。
〇〇(子ども・故人の名前)の保護者(家族)ですが
〇月〇日に身内が亡くなりました。
つきましては、担任の先生にご相談したくお電話いたしました。」

習いごと・クラブ関係者

「突然のご連絡で失礼いたします。
家族の不幸があり、しばらくお休みを頂きたく存じます。
落ち着き次第、改めてご連絡いたします。」

訃報を受け取ったときの対応

身近な人や知人の訃報を受け取ると、突然のことで戸惑ってしまうものです。ここでは、訃報を受け取った際に知っておきたいお悔やみ・香典・返信の基本マナーを、分かりやすく解説します。

お悔やみの言葉の基本

まず大切なのは、遺族の気持ちに寄り添う言葉です。「心よりお悔やみ申し上げます」「ご愁傷様です」など、短く落ち着いた表現を使いましょう。「まだ若いのに」「大変でしたね」といった言葉は、相手を傷つけることがあるため避けます。無理に言葉を続けず、静かに気持ちを伝えることが大切です。

香典を用意するときの注意

香典は、故人との関係や地域の習慣に合わせて用意します。金額は多すぎても少なすぎても気を使わせてしまうため、一般的な相場を参考にしましょう。表書きは「御霊前」や「御香典」とし、黒白の水引を使います。香典を辞退すると書かれている場合は、無理に渡さないのが礼儀です。

返信や連絡のマナー

訃報をメールや文書で受け取った場合、返信は必須ではありません。「返信不要」と書かれているときは、返事をしなくても失礼にはなりません。返信する場合は、長文にせず、お悔やみの言葉を簡潔に伝えましょう。相手の負担にならない配慮が何より大切です。

まとめ

訃報連絡は、誰に・いつ・何を伝えるかを整理し、相手への配慮を第一に行うことが大切です。早く伝えるべき相手と、日程が決まってからでよい相手を見極め、電話やメールなど適切な手段を選びましょう。また、訃報を受け取った側も、無理のない範囲でお悔やみの気持ちを伝えることが大切です。形式にとらわれすぎず、思いやりをもった対応を心掛けましょう。

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